60歳で夫が引退してからの家づくりを考えています。
子供も独立して二人暮らしで、家に求めるものは暮らしやすさと安さくらいですが、他に気を付けることはありますか?
という質問をいただきました。
まず、耐震等級3・断熱等級5(現在の最高等級)を満たすことは、今からの家づくりにおいては基本、必須であるといえます。暮らしやすさにも直結すると思います。
段差はないほうがいいですが、もし故意につけたいのなら5cm以上の段差にしたほうがよいです。
中途半端な段差をつけてしまうとつまづきやすくなってしまいます。
また段差は、2mmでも3mmでもつまづく危険性があるため、極力なくして建ててもらったほうがよいです。
フローリングなどにはなるべくすべりにくい材料を使うようにしましょう。やはり足元には最大限気を配っておいたほうが良いかと思います。
またご高齢になるにつれ、手すりが必要になってくると思います。
将来手すりがあった方が便利だなと思うところには、手すり用の下地だけ入れておくといいかと思います。
必要になったときに、介護保険を使ってつければ自己負担はかなり少なく済みます。
最後に、将来的に売却や賃貸することを見越して建てましょう。
二人住まいでも2LDKにしておくなど、売りやすいもしくは貸しやすいような間取りにしておくと安心です。